マリアナ (Maliana)
人口2万2000人. ボボナロ県とマリアナ地区の中心都市である. 数キロ先にはインドネシアとの国境線が引かれている. 2010年1月30日にはローマ法王ベネディクト16世が、ローマカトリックのディリ教区から新たにマリアナ教区を設立した.
インドネシア占領時代、マリアナは東ティモール産のコメを西ティモールのアタンブアへ輸出する交易地となった. マリアナ地区はラホメア、ホルサ、リタボウ、オドマウ、コル=ルリの五つの副地区から成る. 灌がい用水はヌヌラ川、ソソ川、ブイ・ピラ川から取水される. この地域ではブナク語やケマク語といった言語が話されるが、テトゥン語もほぼ全員が聞き取れる. ポルトガル領ティモール時代はコリージオ・インファンテ・サグレスという高等教育機関が置かれ、多くの知識人がこの学校を巣立っていった.